Amazonに出品をしよう!と決意した時、
最初に迷うのは「大口出品」と「小口出品」のどちらを選べばいいの!?ということではないでしょうか?

この記事を読むとわかること
大口出品と小口出品の違い
自分に合う出品形態
自分の販売方法にあっているのはどちらなのか悩んでいる方に、大口出品と小口出品の特徴を解説します。
大口出品と小口出品とは?

大口出品・小口出品の登録にはAmazonでアカウントの作成が必須になります。
以前は免許証などの本人確認書類や銀行の取引明細があればアカウントの作成は誰でも可能で、各情報を入力後Amazonの審査があり、提出書類や資料に不備がなければ出品の許可が下りていました。
現在は全員ではありませんが事前にAmazonに提出した本人確認書類を再度提示して身元確認をするビデオ審査も導入されています。
メモ
大口出品は月額登録料が4,900円(税別)で商品取引の有無にかかわらず登録した月から登録料の支払いが始まる出品方法。
小口出品は月額登録料がない変わりに商品取引ごとに基本成約料が100円かかります。
大口出品と小口出品の比較8個
大口出品は月額登録料がかかりますが手数料の割引、一括出品ツール、注文管理レポートなどが利用できる販売者にとってメリットの大きな出品方法になっています。
小口出品は商品取引ごとに手数料が発生する出品方法で、大口出品と違い取引が成立するまで手数料がかかることはありません。
下の表は大口出品と小口出品の違いになります。
大口出品 | 小口出品 | |
販売手数料 | 月額登録料4,900円 | 基本成約料100円(1商品) |
新規出品 | ◯ | × |
ツール、レポート | ◯ | × |
マケプレプライムの利用 | ◯ | × |
配送料金、日時指定の設定 | ◯ | × |
購入者の決済方法 | 8種類 | 5種類 |
プレゼント梱包サービス | ◯ | × |
ショッピングカートボックス | ◯ | × |

ここからは大口出品と小口出品の比較をしていきましょう。
手数料
ポイント
大口出品 月額登録料:4,900円 /基本成約料:なし
小口出品 月額登録料:なし/基本成約料:商品を販売するごとに100円
1か月分の固定費だけ考えるとひと月に50点以上販売する場合は大口出品の方が手数料は安くなり、ひと月49点以下や必要な時にだけ商品販売を考えている場合は小口出品の方が手数料がお得になります。
注意ポイント
ただし大口出品・小口出品共に取引が成立した場合、月額登録料及び基本成約料とは別に販売手数料とカテゴリー成約料が別途課金されることを覚えておきましょう。
新規出品
新規出品とはAmazonで販売していない商品の登録をして新しくカタログを作り、販売を始めることをいいます。
大口出品のみ新規出品ができるので、自社商品(OEM)や登録されていないセット商品のカタログを作成して販売を始めたい人は大口出品を選びましょう。
小口出品は新規出品はできません、「相乗り」というすでに出品されている商品に相乗りで出品する方法で商品販売をします。
ツール、レポート
大口出品は商品を一括登録するツールが使えます。
Amazonには商品を一括登録するためのExcelのテンプレートが用意されていて、簡単に商品の一括登録ができるので沢山の商品を出品登録する時は便利ですね。
大口出品であれば注文管理ツールも使えるので購入者・配送情報などの注文詳細を確認できますし、ビジネスレポートやペイメントレポートなども見る事ができます。
小口出品は一括登録するツールや各種レポートは使えません。
マケプレプライムの利用
マケプレプライムとは大口出品のみ設定可能な自社出荷商品がプライム配送の要件を満たしている時にプライムマークがつくプログラムの名称になります。
マケプレプライムを利用できるとお急ぎ便の提供ができたり、Amazonプライム会員には国内通常配送料無料の設定ができます。
それによって購入者の利便性が高まり、ショッピングカートの取得率が上がるなど購買率の向上が見込まれるという利点があります。
小口出品はマケプレプライムを利用できません。
配送料金、日時指定の設定
大口出品は出品者が配送料を決定できます。
配送料には3種類(重量課金制・商品個別制・購入金額制) あり、商品ごとに配送料を設定できるので、大型商品などはあらかじめ送料を高く設定することが可能です。
さらに大口出品であればお届け日時指定の設定もすることができます。
小口出品は配送料は商品のカテゴリーごとに決まっているので配送料は一律で、お届け日時指定の設定もできません。
購入者の決済方法
大口出品と小口出品で使用できる決済方法は
- クレジットカード
- Amazonギフト券
- Amazonショッピングカード
- 請求書払い
- 携帯決済
加えて大口出品は
- コンビニ決済
- 代金引換
- Edy払い
の3種類の決済方法も利用できます。
メモ
特に現金決済が利用できるのでクレジットカードを持っていない方にも選ばれやすく、小口出品より購入される可能性は高くなります。
プレゼント包装サービス
大口出品は追加料金なしでギフト包装、ギフトメッセージの添付というギフトオプションを使用できるので、自己利用だけでなく贈答用の商品を探している人にも選ばれます。
ただし初期設定ではギフトメッセージの添付オプションもギフト包装オプションも無効になっている為、大口出品した時には必ず設定して販売機会を損失しないようにしましょう。
ショッピングカートボックス
ショッピングカートボックスとは商品詳細ページに表示されている購入者が商品をショッピングカートに追加するのに使われている場所のことを指します。
このショッピングカードボックスに自分の店舗名が表示されることを「カートを取得する」といい、カートボックスに商品を表示されるのは大口出品のみとなります。
小口出品はカートボックスを取得できないので、商品一覧を開いて購入されることになるので大口出品より販売機会は少なくなることは覚えておきましょう。
大口出品と小口出品のまとめ
大口出品は販売者に多くのメリットがある事が分かりましたか?
ポイント
大口出品は月に50個以上販売する/各種レポートを活用したい/配送料金、お届け日時を設定したい人向けの出品方法です。
小口出品は大口出品に比べると使用できる機能は少ないけれど、ひと月の販売予定が49個以下/まずは固定費を抑えてAmazon出店に挑戦したい人向けの出品方法だと思います。
注意ポイント
今回取り上げていませんが小口出品には出品カテゴリーには制限があったり、法人向けの販売が出来ないなどの制約もあるので、小口出品を考えている人はその辺りについては注意しましょう。
まとめ
大口出品と小口出品の比較することでそれぞれの特徴が明確になりました。
大口出品は販売者にメリットのある出品方法、小口出品はAmazon販売がどんなものか知りたい人向けの出品方法だとわかっていただけたのではないでしょうか?
出品する商品が月に50個以上であれば大口出品一択ですが出品方法は後で変更することも可能なので、まずは今の自分に合う出品方法を選んでAmazonに出店して商品の販売に挑戦してみましょう!!